子宮筋腫、子宮内膜症の解説です

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子宮筋腫・子宮内膜症などについて

子宮筋腫は女性に多い病気です。子宮は妊娠のためにとても大切な器官です。生理(月経)に関する病気で、挙げられることのある子宮筋腫・子宮内膜症などについて解説します。

「子宮筋腫・子宮内膜症などについて」一覧

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)

子宮内膜炎・子宮筋層炎(しきゅうきんそうえん)

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子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)とは?その種類について

お腹をさわると「しこり」「こぶ」「かたまり」のようなものが感じられる大きなものから、小さなものまで、いろいろな大きさのものがあります。子宮筋腫は、同じ場所に数個できたり、一個だけできたり、違う場所に数箇所できることもあります。ポリープ状であると、不正出血がおこる場合があります。5人に1人の成人女性は、子宮筋腫があるといわれるほど多い病気です。子宮筋腫は、30〜40歳代に多く発生します。20歳代から発生していることもあります。

子宮筋腫は、子宮の筋肉層におこる良性の腫瘍です。子宮筋肉のいろいろなところに子宮筋腫は発生します。有茎(ぶらさがっているもの)、筋肉中に発生するものなどの形で子宮筋腫は形成されています。

子宮筋腫の種類の図

子宮筋腫は大きく3種類に分けることができます。粘膜下筋腫・筋層内(壁内)筋腫・漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)です。他には、筋腫分娩・頚部筋腫などがあります。

主な子宮筋腫の種類
病名 状態・症状
粘膜下筋腫 子宮そのものが大きくなる。過多月経・不正出血など。子宮口の外まで出てしまうと筋腫分娩となり大量出血の場合あり。
筋層内(壁内)筋腫 子宮の大きさ・形が発生部位により変わる。生理(月経)痛・月経異常をともなうことも。
漿膜下筋腫 子宮の形状はあまり変化なし。妊娠・出産も可能。手でふれてわかる程度になるまで、症状がないことも。

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子宮筋腫の症状

貧血・めまいなどをおこす不正性器出血や過多月経の症状。不妊症、流産。子宮筋腫の結節(こぶのようなもの)が、妊娠を阻害したり、受精卵着床をじゃまするためです。膀胱や腸を子宮筋腫が圧迫して便秘・排尿障害になります。下腹部の痛み・頻尿などの症状がおこる場合があります。過多月経は、粘膜下筋腫での症状であることが多いです。不妊症の場合は、卵管や子宮内腔を子宮筋腫が圧迫することによりおこる可能性があります。

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子宮筋腫の原因

卵巣ホルモン作用により、子宮の筋肉に良性腫瘍ができるのが原因といわれています。エストロゲン(卵胞ホルモン)が盛んに働く20歳代から50歳代に、子宮の筋肉にできた筋肉核が大きくなっていくといわれています。

そのほかに、閉経のころや、生理(月経)の異常があるときに、ホルモン療法を施すと、筋腫・筋腫核が肥大する場合があります。閉経期は、卵巣ホルモンの働きが鈍くなるので、子宮筋腫が縮小するとされています。

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子宮筋腫の治療・対策

子宮筋腫の手術イメージ

子宮筋腫には手術での治療と薬での治療があります。手術には、子宮筋腫核手術と子宮全摘出術とがあります。

出産を希望しているときは、子宮筋腫核手術となります。子宮筋腫は、薬の治療では、治してしまうことはできない可能性が高くなります。

子宮筋腫が、ごく小規模のもので無症状であり、生活に困難がともなうことがないときや、更年期にさしかかっている女性の場合は、手術を行わない場合もあります。定期的な診察を受けておくとよいでしょう。このような手術の必要のない子宮筋腫の場合、妊娠・出産が可能であるとされています。

子宮筋腫での手術では、卵巣を残すことを重視します。片方の卵巣だけでも残す場合があるということです。

子宮筋腫の手術をする判断基準としては、「ほぼ無症状であっても、子宮の大きさが”にぎりこぶし”より大きくなっている」「貧血・過多月経・子宮筋腫による症状が発生している場合」などの判断基準があるとされています。出産経験のある女性は、膣式の手術。がんの可能性があるときや、筋腫が”にぎりこぶし”大のとき、子宮が腸や卵巣に癒着している可能性のあるときは、開腹手術となります。

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子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)

子宮内膜症の症状

外性子宮内膜症と内性子宮内膜症があります。30〜40代の女性におこりやすいとされています。子宮内膜症は、子宮筋腫と似ているとされています。子宮内膜症が子宮筋層に起こった場合、子宮筋腫と同様の症状をおこすことがあるため、というのが一つの理由です。

子宮内膜症は、強度の生理痛をともなうことがあります。歳を重ねるごとに、生理痛の痛みが増していく傾向があります。卵巣や卵管、腹膜など子宮内膜症が起こる部位により、いろいろな症状が起こります。

腹膜に子宮内膜症が発生すると癒着がおきます。卵巣に子宮内膜症が発生すると、血液の出口がなくなり、卵巣に血液がたまって、チョコレート嚢胞になる可能性があります。このチョコレート嚢胞によって、卵巣が大きくなり、周辺の臓器圧迫・癒着をおこす場合があります。

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子宮内膜症の原因

なぜ子宮内膜症が起こるのかは原因不明となっています。いくつか考えられるのは、「子宮内膜形成時、子宮内腔部外で、類似組織が形成される」「生理のときに、子宮内膜の一部分が、子宮筋層に紛れる」ということが考えられます。子宮の内側だけに、本来存在するはずの子宮内膜が卵管・卵巣などや子宮筋層部に子宮内膜組織が入り込み、増殖するというわけです。

注目される説は、エストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されすぎることという説です。なぜなら、妊娠無経験の女性や、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が多い時期に子宮内膜症にかかりやすいという傾向があるからです。

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子宮内膜症の治療・対策

子宮内膜症は、治しにくい病気とされています。手術・ホルモン療法、その両方を用いる場合があります。手術には、卵巣を温存する手術と、卵巣そのものを切除してしまう手術があります。卵巣を温存し、病気にかかっているところだけを切除する場合は、再発の可能性がないとはいえないという欠点があります。

ホルモン療法は、内膜の異常な増殖を抑制したり、子宮内膜症組織を縮ませる療法です。ホルモン療法には、偽閉経療法・偽妊娠療法などがあります。ホルモン療法が効かない場合は、手術したほうがよいとされています。妊娠希望の20〜30歳代の女性の場合、薬物療法が施されるパターンが多いとされています。それ以上の歳のときは、手術療法が行われることが多いわけです。

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子宮内膜炎・子宮筋層炎(しきゅうきんそうえん)

子宮内膜炎・子宮筋層炎の症状

「おりもの」に膿(うみ)や血液が混在していたり、下腹部の痛み・発熱などの症状をおこします。炎症が重症になると、子宮内膜下の筋層にまで症状が広がり、子宮筋層炎がおこります。「おりもの」の量は多くなります。

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子宮内膜炎・子宮筋層炎の原因

子宮内膜への細菌感染があり炎症をおこすのが子宮内膜炎となります。細菌感染の要因としては、生理(月経)時の衛生状態が悪い・早産・流産などのときが要因として挙げられます。衛生状態の悪さの一例は、子宮内の操作に不潔な状態があったなどのことが考えられます。大腸菌やブドウ球菌などが感染原因の細菌です。ほかには、クラミジアなどもあります。

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子宮内膜炎・子宮筋層炎の治療・対策

抗生物質のイメージ

重症のときは、摘出手術となるときがあります。

感染している細菌にマッチした抗生物質での治療が基本となるでしょう。急性期のときには、絶対安静するべきとされます。

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その他の病気

子宮付属器炎・子宮膣部びらん・子宮頸管炎などがあります。

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